続続・AF160FC

まぁせっかく届いたんだしという事で軽くレビューもどき
とりあえずK20Dの物と同じぐらいデカイ化粧箱をオープン





…中から化粧箱みつしりサイズの専用ケースがコンニチハ
なんと言うご立派サイズってかこのサイズでは持ち出す時に専用ケースに収納して〜という運用は少々ためらわれるサイズ
自社レンズケース程とまではいかないでも、も少し小さくできなかったんでしょか?
気を取り直してケースオープン




それなりにみつしり気味に中も詰まっている罠
ケース内に入っているものは

    1. 本体
    2. DFAマクロレンズ用アダプター
    3. アダプターリング4種(49mm、52mm、58mm、62mm用)

ん〜、やっぱり上下2段に収納すればもう少しケースは小さくなった気がする
まぁそれは置いておいても、自社のマクロレンズに装着できるアダプターが同梱されていないケースもある中、アダプターリングが最初から5つも入っているのは気の効いた仕様


とりあえずケースから取り出してみる



案外コンパクト
これは縦よりも前後幅の方が広いという制御部のデザインの影響がかなり大きい感じ
ただし、縦長の他社制御部と比べて小型で済んでいるのは、液晶画面を廃し必要最低限の機能しか搭載しないという選択のおかげ
確証は無いものの、基本パーツをオートストロボAF200FGと共用して使っているようなので、そういう背景もありそう
電池ボックス内にはリボンが付いており、これを引っ張れば簡単に電池が外れるという古典的ながら使いやすい仕組み
の筈なのだが、なぜかそのリボンの根元側から電池を入れると最後の一本が引っかかって入らないという罠が
流石にこの仕様はいただけないし、納得できない
このままでリボンを引いて電池を外すことを続ければ、いずれ一番下側の電池の外皮が痛むだろう
せめてリボンを逆に付ける事はできなかったのだろうか


発光部との接続は一般的なスパイラルケーブルではなくちょっと太目のストレートケーブル
見た目に反してかなり柔らかめのケーブルで曲げたりには苦労しないものの、どうにも長く感じるのでここはスパイラルケーブルにして欲しかった
発光部内側には爪が4本あり、これをアダプターの溝に引っ掛けて固定する
爪は両サイドの大き目のボタンを押す事により引っ込むので装着は非常にかんたん


続いて発光部を取り付けるレンズ側のアダプター



PENTAX純正のDFAマクロレンズは前玉繰り出し式であるものの、フードは胴体側に固定されて動かないというユニークな仕様
この仕様にあわせるために専用のアダプターリングがついており、フードの代わりにこれを付けるという超簡単装着
なのだが、



前玉を一番繰り出した状態でご覧の通りレンズ先端がアダプターリングの内側なのでレンズ付属の古いレンズキャップではアダプターリング装着後にキャップが外せないので要注意


続いてDFAマクロ以外のレンズ



タムロンの17-50mm F2.8とシグマのMacro 70mm F2.8にアダプターリングを装着した状態
こちらもアダプターリングをレンズ先端のフィルターねじにねじ込むだけとDFAマクロ専用程ではないものの簡単装着
ちなみに70mmMacroのほうにはφ62mm用のラバーフードを付けた後、φ62→φ67のステップアップリングをかませてからφ67mm用のアダプターリングを装着してある
なお、アダプターリングにはフィルター用のねじが切っていないので、基本的にアダプターリングを付けた状態ではキャップをすることができない*1


アダプターリングを一通り付けてみたところでK20Dに装着



ごついようなごつくないような微妙な外見に
また、発光部の装備箇所の都合上、ケラレが発生する可能性があるため手持ちのレンズで動作検証してみたところ、

    • DFA MACRO 50mm:問題なし
    • シグマ Macro 70mm:問題なし
    • タムロン 17-50mm:45mm付近までケラレ発生


という結果に
説明書にもかなりの量の純正レンズがケラレなど不具合があるレンズとして列挙されており、現行のDA標準ズームだとDA★16-50mmF2.8以外はどれも*2ケラレる、FA MACROはAF動作不安定という事なので、購入を検討している人は要注意


実際に使用してみると、こちらでできる設定は

    1. P-TTL任せで発光(AUTO)
    2. 発光量補正(+0.5)
    3. 発光量補正(-0.5)
    4. 発光量補正(-1.0)
    5. フル発光
    6. 1/4発光
    7. 1/16発光


の7通りのみ
あとは発光部側にあるスイッチを使って左右の比率を1:0、3:1、1:1、1:3、0:1の5通りから選べるだけ
よく言えばシンプル、悪く言えば低機能
まぁハイスピードシンクロも無いのでこれ位割り切った仕様でも十分と言える気が
それよりも商品ページに載っていないこの機能



モデリングライトの発光機能がちゃっかり搭載されている事の方が遙かにうれしい誤算
制御部のMODELINGボタンを押すと4つのLEDライトがON/OFFされるという単純なものではあるものの、カメラ本体にAF補助光が無いPENTAXのボディにはとてもありがたい機能
ホットシューではなくブラケットに制御部を付けて、LEDライトだけ使う使い方もありかも


とりあえずこんな感じで
調光精度なんかはまたの機会に

*1:一応発光部側にφ58のキャップが付けられるようではあるが、マニュアルには記載がないので自己責任で

*2:DA★16-50mmF2.8はフィルター径φ77mmでそもそも対象外でした