smc PENTAX-DA15mmF4ED AL Limited

使って分かってきた事をいくつか適当につらつらと

  • 歪まないけど歪む

ワイヤーネットを正面から撮っても糸巻き状やタル状の歪みは殆ど見られない位歪曲は修正されている
ただし、シフトレンズではないので見上げるようなアングルなどにすれば当然パースがかかる

  • 寄れるけど寄れない

最短撮影距離が18cmとマクロレンズ並に寄る事が可能
ただし、最大撮影倍率自体は0.15倍なので大きく寄った感じのする絵にはならない

  • 逆光には超強い

太陽を中央に入れても端に入れてもフレア・ゴーストの類はほぼ出ない
コントラストの低下も特に感じず
F8まで絞ると光源に足の長めの光芒が出る

  • ボケは微妙

コレを見れば分かる通り、かなりモヤモヤッとしたうるさい感じのボケになる

  • 普通のフィルターが使える

広角レンズでは前玉が出っ張っているものが多い中、これは通常のフィルターが使用可能
ただし、φ49mmはモノが少ないので注意
ちなみにペンタはφ49mmがお好きのようで、現行商品の単焦点レンズの多くがφ49mmでDA Limitedレンズに至ってはその5本全てがφ49mm*1

  • 何より取り回しがよい

高さを半分程度にした350mm缶位のサイズでフードもレンズ自体に内蔵しているので、ちょっとした隙間さえあれば放り込んで持って行けるというのが最大の魅力

  • アルミ削り出し素材

(ギャキィッ!!!
流石にキャップは使いにくいのでハクバのコレに変更
紐がくくってある部分は付ける向きによってはフードと干渉するのできれいに切除


とまあこんな感じ
とりわけ画質が凄い訳ではないし、キットレンズの広角端よりも暗かったりもするけれど、それと引き換えに手に入れた小ささという他に無い能力がこのレンズのLimitedたる所以かと
光学性能が欲しければDA14mmF2.8 ED[IF]を買ってね!というのがペンタ側のスタンスでもあるようだし、
チョット前の魚眼ズームのように、小さな広角レンズが使いたければペンタ一択とかなれば面白いなぁ


あ、広角レンズの割には実売5万円台半ばとお安いデスヨ?


以下実写画像(クリックで3080*2000の原寸表示)




*1:DA21mmF3.2Limitedだけは専用フードの先端に付ける場合にφ43mmのフィルターを使う