ハセガワフェイの素人解説
以下長文とかなり大きい写真があるので注意
テム、アファと来て、ハセガワバーチャロンシリーズ第三弾。
前2種から、マーズ登場機体でバリエーションが作りやすいのがキット化基準だと想像され、
順当に考えればライデンだろうという予測の中、まさかフェイを作るとは誰が考えただろうか
そんな物議を醸した(?)キットではあるものの、素性は非常に良好
パーツのヒケ等も余り目立たず、組み立てやすさと塗装しやすさが両立されているといってもいい
ただし、これはパーツ構成としてみた場合の事で、そのパーツの大きさまで考慮に入れると、
指先が不器用だと言う人にはちょっとオススメできないかもしれない
なにせ、1/100スケールであるにもかかわらず、完成時の全高約15cmしかない
ちなみに下の画像は肘関節パーツで3パーツ構成になっている。方眼に振ってある数字の単位はcm
後ハメ改造は非常に簡単
肘と首以外は全パーツ後ハメが可能
モモのF8,F9パーツは接続用の突起部分を斜めにカットしてしまう
一見不安定で後ハメ時に接着が必須になりそうに見えるが、G3,C6パーツで上から押さえ込まれるので心配無用
そのままだとF8,F9パーツの接着が不安なので裏からアルテコで補強してある
補強を厚くしすぎて内側と干渉しないように気をつけること
パンツ事A1,A6パーツは接続部分を大胆にカット、C7,C8パーツとの上側接触部分で接着する形にした
組立時に少々コツがいるのが難点
これもA1,A6パーツの接着面が小さく不安があるので何らかの補強をしておくべきだろう
変な事にこだわって、画像のようにダボを切り飛ばしたり補強しなかったりするとあとで痛い目にあう
そう、具体的には組立時にパッキリ接着面が割れるとかorz
胴体はスカート基部になるD1,D4,D5パーツの接続部下側を画像のようにカット、
腹部背面になるA4パーツも口型の接続部分下側をカットしてコの字型にする
胸部との接続部になるA3パーツ上部の口型部分は上を、B6パーツ側の口型部分は下をそれぞれカットして
コの字型にすれば完成
こうすると、A3,A4パーツの後ろ側からD1,D4,D5をスライドさせる感じで接続、
その後に下腹部C7,C8パーツと接続する事が可能になる
D4,D5パーツの突起部分を削ってしまえばA3,A4パーツとの接続が容易になるものの、
スカート自体はパーツ数が多く重量があるので強度の関係上オススメできない
あとはヘッドドレス部分ができるがコレまで説明した方法とまったく同じでコの字にカットなので画像割愛
本体塗装は
指定カラー | 使用色*1 |
---|---|
ホワイト | ガイア Exホワイト |
ピンク | ガイア ブリリアントピンク90%+ガイア ブライトレッド10% |
レッドピンク | ガイア ブリリアントピンク60%+ガイア ブライトレッド40% |
ライトグリーン | ガイア 蛍光グリーン70%+スーパークリアー30%とガイア スターブライトシルバーの重ね塗り |
オレンジピンク | ガイア ブリリアントピンク70%+オレンジ30% |
オレンジイエロー | ガイア 橙黄色 |
グレイ | 黒鉄色80%+シルバー10%+ガイア Exブラック10% |
ブラック | タミヤエナメル フラットブラック |
塗装後スーパークリアーを吹いてコーティング
ハセガワのコーティングポリマーを使ってツヤ出しもしてある
ブリリアントピンクの赤みが強かったので、ブライトレッドはもっと少なくても良かったかもしれない
クリアーパーツの塗装は、ランナーに付いたままの状態で塗装したくない面にマスキングゾルを塗布して作業した
このキット、成型色がカラーレジンのような綺麗な色をしているので、
基本無塗装で必要な所だけピンポイント塗装でクリアーを吹いて完成、と言うのもありかもしれない
デカールは説明書に難所になるストライプの貼り方について詳しく書いてあるので、
その通りにすれば、ある程度様になるようにできている
焦らずやることが肝要
むしろ、説明も貼る位置の目安も少ない上に大きなデカールを貼る事になるツインテールの方が難しい
貼り終わった後はクリアーを薄く吹いてコーティング
そんな感じで完成
手首パーツは今は亡きモノシャフトフェイから流用
キットのものと比べて指がかなり太いものの、左平手もあるし、右手も遊べる形状があるので採用
取り付けは手首側の軸の太さがポリキャップに上手くはまるので、軸の長さを調整して切っただけ
本来の愚者の慈愛持ち左手はパーツ紛失のため無し orz
左手が武器持ち以外にもあればなぁ…
*1:特記が無いものはMr.カラー